通信の仕方もいろいろ。
通信する方法を楽しみましょう

アマチュア無線は、自室にこもって・・というイメージがあるのですが、「私をスキーに連れて行って」の作品中にもあるように、外でも通信できます。愛好家の中には、街・野山に無線機やアンテナを持ち出して交信するのも格別な楽しみのようです。

通信の仕方を楽しむ方法

アウトドア(お外)でアマチュア無線

モービル

モービルは、自動車やオートバイに小型の無線機とヘッドセットや特殊な送受システムを組み込んで、移動しながら通信実験を行うことを言います。

運転しながら通信操作を行うことを考えていたので、安全運転のためにいろいろな研究を積み重ねてきたのですが、携帯電話にカーナビの登場で、運転中の使用による交通事故が問題となったので、道路交通法第71条第5号の5によってアマチュア無線も規制対象となりました。規制が実施される前から、ヘッドセットや各種分割型ワンタッチスイッチなどがモービルでは研究・実現されているので、規制後の今でも、モービル通信法のノウハウとともに、このヘッドセットなどはそのまま使用可能です。

フォックスハンティング

隠れている電波発信源(発信器)を探し出すことです。通常は、小型で鋭い指向性を有する空中線を高感度の受信機にセットして、発信器を探し出します。昔からアマチュア無線家の間では、競技としてフォックスハンティングが行われてきました。

競技では、決められたエリア内に置かれた複数の発信器を全て探し出すまでの速さを競います。普通は、発信器は物陰などに隠したり、カモフラージュして置きますが、競技の趣旨によっては運営スタッフが通行人に扮し、発信器を持って移動するといったことも行われています。信号を発しているポールを求めて、これをオリエンテーリングに似たルールで競技化したものがARDF (Amateur Radio Direction Finding )です。ARDFは自分の足で野山を走り回るハードなスポーツという点でオリエンテーションのような感じなので、他のアマチュア無線の楽しみ方と大きく違います。ARDFは旧共産圏の国が中心で、とても盛んに行われてきました。1952年にスウェーデンで国内選手権大会がありました。今では全世界に広まり、世界大会が開かれています。日本から世界選手権大会に参加したのは1986年ユーゴスラビアのサラエボで開催された第3回世界選手権大会からです。日本では、JARL主催で1987年に全日本大会が開催されました。アジア・オセアニア地区大会と世界大会は、2年に1度で開催されています

無線機を持って、野山を走り回るなんて楽しそうですよね!小学校の時にあったオリエンテーリングの進化版のようで、童心に帰れそうです。

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自然物・自然現象を利用して通信

自然物・自然現象を利用した通信は、当然ながら相手が自然なんで不安定です。商業通信では、絶対安定した通信が条件となるので商業通信では自然相手の通信は嫌がれれますが、あえてその不安定な自然を利用することに挑んで、不安定さを排除する方法を見つけ、「使い物にならない」と考えられていた周波数を、商業通信にまで利用できるようにしたことなどの歴史的業績があります。今日でも熱心に研究を続けているアマチュア無線家は多いと言われています。

電離層反射通信

特に短波の性質には、上空の電離層と地表との間で反射を繰り返しながらよく伝搬するという性質がありますが。そこでこの性質を用いて遠距離通信を行うものが電離層反射通信です。電離層には下層から順にD層、E層、F層という名前がつけられて、各層の性質を利用して通信を行います。初夏から夏にかけては、局地的にE層付近にスポラディックE層(Eスポ)と呼ばれる高密度の電離層が局地的に発生することがあります。これはVHFまでの電波を反射するため、ラジオやテレビにとっては混信原因となる迷惑ですが、アマチュア無線家にとっては普段交信できない地域と交信するチャンスになります。Eスポが発生するかどうかはある程度予測可能なので、また太陽活動の変動に伴い「当たり年」となることもあるために、その時を狙って通常その周波数帯では不可能な遠距離通信を試みることができます。太陽活動はほぼ11年周期で変動していますが、その程度には「むら」があるので、特にSSN(Sun Spot Number, 太陽黒点指数)が太陽活動の状況を知るためのものとして重視されています。

流星散乱通信(流星バースト通信)

宇宙空間の微細な塵が大気に突入する際に大気中の原子を電離させると、一時的に微小な電離層が発生したようになり、そこで電波を反射することがあります。通常の電離層と異なって存在する場所が限定されるため、反射された電波を受信できるのは短時間ではありますが、テキスト通信として実用化もされています。年に何度かある流星群の時期にはある程度連続して現象が発生するためこの時期を狙ってアマチュア無線の交信を試みることもあります。通信手法の確保の観点から流星バースト通信 (Meteor Burst Communication, MBC) と呼ばれることも多いです。

月面反射通信

人工衛星ではなくて、電波を中継する相手としてより月を選ぶのが、月面反射通信 (EME=Earth-Moon-Earth) です。スタックした八木アンテナ、またはパラボラアンテナを月に向けて大電力を送信、月面で電波を反射させ、相手局が受信します。反射する電波は微弱ですし、月は移動します。通信をしない電波天文に比べて大がかりな設備(大出力の送信機、高感度の受信機、指向性の高いアンテナ)を必要とします。この月を利用した交信では、モールスによる交信用の特別な単文字符号が用いられます。

小電力通信に挑む(QRP)

空中線電力を低減して運用することで、Q符号で「こちらは、送信機の電力を減少しましょうか?」を意味する"QRP?"からこのように呼ばれています。

日本の電波法では「無線通信を行う場合の空中線電力は必要最小であること」とされています。 大部分のアマチュア無線家は50Wから100Wの空中線電力を用いています。(移動局に許可される最大空中線電力が50Wで、その付近の出力の無線機が多く市場に流通しているため)「限りなく小電力で」遠距離通信に挑むことを指しているので、あえて意図的に空中線電力を低減して運用することをいいます。利点としては、省エネルギーで、電波資源の有効利用の観点からも推奨されるといえます。QRP運用時にはコールサインの後に「/QRP」を付けることがあります。 また、QRPを対象とした各種のコンテスト、アワードがあるそうです。

電波の有効利用の点からみると、無線通信ではできる限り空中線電力を低く抑えることは重要といえます。それは混信を減らして、少ない周波数で多くの通信を成立させるのに役立つからです。また、送信装置を小型化し、消費電力を抑えるので、小型で軽量な持ち運びのできる無線装置を実現しやすくなるので、運用の自由度が増すといった利点があります。そういう利点を踏まえて、ずいぶん前からアマチュア無線家の間で、行われてきたのがQRPです。いまでは、技術研究だけではなく、通信技術の向上につながります。微弱な信号を聞き分ける高度な通信技術を身につけることが楽しい!とスキルアップの1つとして行われることも多いようです。

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